帯状疱疹後
皮膚に赤い斑点が現れ、その後に小さな水ぶくれが集まります。水ぶくれは後にかさぶたに変わります。
赤い斑点が出る数日前から1週間ほど前に、痛みやかゆみが発生することがありますが、皮膚の症状が先に出る場合もあります。痛みの程度や継続期間は個人差があります。
皮膚症状が治癒した後、痛みが長期間続くことがあります。これを「帯状疱疹後神経痛」と呼び、数ヶ月から数年(まれに数十年)にわたり後遺症として残ることがあります。
比較的若い患者様では帯状疱疹後神経痛が残ることは少ない傾向がありますが、高齢の患者様が発症する可能性が高くなります。
帯状疱疹には発熱と頭痛の症状が一般的です。
帯状疱疹ではリンパ腺の腫れが伴うことが多く見られます。
帯状疱疹後に対する当院の考え
当院の帯状疱疹に対する考えは、主にストレスが原因であることを考慮しています。現代社会ではストレスが慢性的に溜まりやすく、それが帯状疱疹を引き起こすことが多いと考えています。
当院では、患者様の痛みだけでなく、心のケアも大切にしています。痛みの軽減はもちろんのこと、患者様が笑顔になり、アットホームな環境でリラックスできるよう心がけています。
帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか
施術の基本的なアプローチは、抗ウイルス薬の服用です。
帯状疱疹を早期に発見し、直ちに抗ウイルス薬を服用し始めると、ほとんどの場合、約10日前後で症状が軽減します。
遅く気づいた場合や自然治癒を待った場合でも、約3週間程度で症状は収まることが一般的です。
ただし、高齢者や免疫力が低下している方は特に注意が必要です。これは、重症化すると症状が広がり、入院が必要になることがあるためです。
また、糖尿病やがんなど免疫力を低下させる病気が原因で帯状疱疹を発症している場合、それらの病気に対する施術も別途必要です。
帯状疱疹後の軽減方法
帯状疱疹の軽減について最も重要なのは、病院を受診し医師の診察を受けることです。
そして、できるだけ早い段階で抗ウイルス薬を点滴で投与するか、服用することが推奨されています。
これにより、新たな皮疹の出現を防ぎ、皮疹の減少や水ぶくれの消失までの時間を短縮することができます。
ただし、抗ウイルス薬は症状が現れてから24時間以内に投与することが必要です。
通常、このような治療を受ける場合は入院は必要ありません。しかし、2日以上経過してしまうと効果が期待できないとされています。
顔面や頭部に広がった症状が見られる場合、髄膜炎、眼球運動障害、顔面の神経麻痺などの合併症が生じる可能性があるため、入院して施術を受けることが望ましいとされています。
帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
帯状疱疹後神経痛の施術について、通常の医療施設では抗うつ薬などの薬物療法に加えて、神経ブロック注射などが行われます。原因が多様であるため、施術方法も多岐にわたります。
当院では、鍼施術が有効な治療法となります。これにより、神経の状態を改善し、疲労やストレスを軽減する効果があります。
病院での施術と併用することで、より早い回復が期待できます。
帯状疱疹の原因は個々に異なる場合がありますが、ストレスが一因である場合、当院では自律神経系の調整をおすすめしています。
当院では極上ドライヘッドというヘッドスパのような施術や、常駐している鍼灸師の先生による鍼施術などを通じて、自律神経の調整を行っています。
その施術を受けるとどう楽になるのか
・ドライヘッドの施術により、副交感神経の活動が優位になり、日常的なストレスの緩和、睡眠障害の克服、肩こりの軽減、眼精疲労の軽減が期待されます。
また、日常的なストレスが原因である場合も多いため、施術に加えて十分な休息を取ることをお勧めしています。
・鍼施術は神経痛に対して効果が期待でき、帯状疱疹の痛みを抑えるのに役立ちます。
神経痛の原因によって閾値が低下してしまうことがあるため、鍼の施術が効果を期待できるとされています。
ただし、鍼に不安を感じる方もいるかもしれません。その場合は、ドライヘッドの施術を通じて軽減を目指しましょう。
軽減するために必要な施術頻度は?
当院がおすすめする施術の頻度は週に2〜3回、最低でも週に1回の施術が最も効果を期待できるとされています。
また、自律神経系の症状の場合、生活リズムが関与していることが多く、生活習慣の見直しも必要です。
時間が限られている方もいらっしゃるかもしれませんが、その点についてはご来院後にご相談いただければと思います。